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競争入札とは、国や地方自治体などが、工事や物品の購入などを行う際に、複数の企業から価格や提案内容を募り、最も有利な条件を示した企業と契約を結ぶ方法です。 公正性の原則のもと、透明性を重視し発注先を選定します。
1.一般競争入札:誰でも参加できる入札で、最も一般的な形式です。
2.指名競争入札:特定の企業を指名して行う入札です。
本ページでは、実際の落札体験をもとに見積もり価格の差について解説いたします。
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某、ソフトウェア開発での「入札事例」
その入札は、遠方からでも参加できるオンライン入札を含め、延べ20社ほどが参加した。 私たちは、指定日時に霞が関の会場へ向かい直接入札を行いました。
システム要件は、産業統計ビッグデータを入力とした、集計表の作成。
[入力]5ファイル(Excel形式とCSV形式)
↓
[出力]2帳票(パターン別)
都道府県を特定エリアに分け、取り扱いカテゴリを任意に選択指定することができ、
あらゆる指標を指定できるため、組み合わせパターンは多岐にわたる。
ざっくり上記のような仕様であるが、取り扱いファイル点数は少なく、
CSVデータの列数は2,000列を超えるが、件数は10万件もない。
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結果発表
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数年前は、落札した会社名や金額などは開示されなかった記憶があるが、最近は入札者の社名と入札金額まで開示発表されるのに驚いた。
部屋の扉はすべて閉じられ、緊張感たっぷりの中で、順に開票がはじまり、弊社の名前も呼ばれた。金額が発表された際、いっしゅん室内がどよめいた気がしたが、発表はすぐに終わり、最終的に、入札金額60万円で落札にいたった。
最も多かった分布帯は、180万円~230万あたり。
最高金額は1,200万円という驚くべき金額。
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落札要因
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多数の企業が参画したが、指定範囲の金額の中での最低価格を提示した弊社となった。 50万円だったら落札できなかったもしれません・・・。
(0円入札というのも過去にあったらしいが現在は禁止されているよう)
この差を視覚的にグラフにしようと考えましたが、20倍の差があるので、絵は省略します。
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価格差の生じる理由とは?
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同じ条件なのに、何故ここまでの差が生じるのだろうか。